ALL ABOARD(裏)


大航海時代Onlineの日記(裏モード)


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  • ALL ABOARD!の裏日記というか番外編。中の人の呟きにつき、常時毒舌注意報発令中。更新頻度は不定期。
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(羊皮紙に記された手紙のようなもの。
 投函し忘れたのか、机の上に置きっぱなしになっている)

『ごきげんよう、兄上。

昔はよく一緒にインドへ行ったり冒険したりしたものだけど、
最近ちっとも一緒に行動していないね。
でも風の噂でとても元気らしいと聞いたよ。
元気すぎて(以下省略)な気もするが…
まぁとりあえず…養育費稼ぐの大変だろうけど頑張ってくれ。

それじゃまた、その内一緒に冒険でもしよう。


不肖の弟より』
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 ――しょうがない、ちょっと真面目に色々考えるかぁ。
 そう言った男は、数日間、釣りをしながら今後について真面目に考えた(ふりをした)。
「よし、決めた」
 釣れたマンボウを保管庫に放り込むと、そそくさとアテネの海事ギルドへと足を向ける。東地中海を航海する人々は、現在冒険者の方が割合としては多く、海事ギルドは閑散とはいわぬまでも、それなりに静かな状態になっていた。
「よぅ、オヤジさん、久しぶり。しっかし、暇そうだねぇ~」
「ここまで来るのは相当久方ぶりって感じだな。暇なのは、お前みたいな軍人が真面目に海事の仕事を貰いに来ないからだよ」
「しまった、ヤブヘビ…」
「で、悔い改めて海事の仕事でもしにきたのか?」
 ひとしきり笑った海事ギルドの責任者は、近くの椅子を勧めながら仕事の斡旋台帳を手元に引き寄せる。
「あ、ごめん。仕事探しに来たんじゃないんだ」
 ガタガタと鳴る木の椅子に腰をおろすと、彼はポケットから金貨の入った袋を取り出した。じゃらりと重い音をたてる袋を、飴色に光るカウンターテーブルの上へと置く。
「1つスキルを教えてもらおうと思って」
「なんのだ? アラビア語…はこの間教えたばかりだと思うし、近海航海には見張りなんかいらねーってのが、お前さんの言い分だった気がするし」
「えーとね…」
 不思議そうな海事ギルドマスターの視線に応じ、男はゆっくりと口を開いた。


(多分今度こそ本当に続かないってばさ)
 国家間の協約にて安全が守られている地中海の航行は、海域の波の高さと同じくらい穏やかでのんびりとしたものである。その静けさを僅かにかき乱しつつ、白波を蹴立てて進むガレーの船尾にて、1人釣り糸を垂れる男がいた。
「船長」
 羊皮紙を丸めたものを片手に持った青年が、彼の元へと訪れる。竿の揺れを見つめつつ、男は「何?」と気のない返答を返した。
「先日から流通システムに変更がかかり、交易品を物資に転用した場合の量が減ることになってしまいました」
「…まぁためんどくさい事を」
 小さな溜息をつき、男は海に垂れていた糸を無造作に引き上げる。陽光に水飛沫と魚の鱗がきらめき、ささやかな虹が浮かび上がる。釣り上げたイワシを傍らの木桶に放り込み、再び糸を海へと垂らす。
 殆ど趣味といっていい船長の『釣り』だが、漕ぎ手を多く抱えるガレー船にとっては、食料難を解決する手段の1つにもなっている。既に桶に50匹以上溜まったイワシは、あとで料理長へと届けられ、今夜の食卓へと供されるのだ。
「で――どれくらい減るわけ?」
「そうですね、サバやニシンが1樽になって、マンボウが7樽、あとはマグロが…」
「あー、マグロは関係ないから略」
「関係ないんですか?」
 羊皮紙に綴られている文字を読み上げていた青年がいぶかしげに視線を上げた。男はそれへ、にやりと笑い返す。
「マグロは生で喰うもんではなく、ステーキにするものだ」
「……焼けないくせに」
 ぼそっと呟く青年に、男は胡乱げな視線を向ける。
「うるせーよ。焼いてくれる人は一杯いるんだからいいんだよ」
「はいはい、ちゃんと料理人のお嬢さんがたにお礼をするのを忘れないようにしましょうね。――あとはビールが4から3に、カジキが21に低下…こんなものですかね」
「大分痛手だなァ」
 釣り上げた魚が作った水溜りを避けるように甲板に寝転がると、男は大きく溜息をついた。
「しょうがない、ちょっと真面目に色々考えるかぁ」


(――以下続かない)
追う者と追われる者、の裏…かな?(笑) にーちゃんの文章がカッコヨカッタので、ちょっと影響されてみました。

■11/17書き足し。でもまだ未完。
■11/18書き足し2。でもまだ(ry
■2/21書き足し3(これでおわり)

「それじゃ、これが報酬の金な」
 手早く数えて渡された金貨を受け取り、ざっと目視で金額を確認する。
「ん、確かに。また面白そうな依頼があれば回してくれよ」
「任せとけ――と言いたい所だが、近場の仕事じゃ大したものはねぇな。今みたいな小遣い稼ぎくらいのモンしかないけど」
「まぁそれは仕方ないよねー」
 僕は近くにあった椅子を引っ張ってきて、ひょいと腰を下ろす。そして受け取った金を皮袋へしまいつつ肩を竦める。
 今受け取った金額では、宝石1つ買えやしない。そうだな、船員にラムを奢ったらそれで消えてしまうくらいの報酬金額だ。
「インドとかみたいに、移動だけでもリスキーな地域は報酬もいいけど、地中海付近じゃね。東に行けば、まぁ程々儲かるものもあるけど、東も微妙に不穏な気配だしな…」
「それに、今はあまり遠くに行きたくないんだろ?」
 アフリカとかに行く仕事なら、いいものを紹介出来るんだけど、と付け加える仲介人に、僕は笑って首を振った。
「うん。遠くに行っちゃうと戻るのが面倒くさくって」
 面倒くさい、という言葉にだろうか。仲介人が派手に顔を顰める。
「全く、海を駆け回るのが仕事な冒険者らしくない台詞だな、それは」
「あははっ、だって似非冒険家だし? それにさー週末に用事があるし、あとはワイン祭りも始まるから、帰ってくるの面倒じゃないか」
「ああ、祭りもあったか」
 それじゃ仕方ないか…と呟いた仲介人は1枚の紙を書類入れから引き出すと、慣れた仕草で僕へ投げてよこした。
「祭りにあわせてマルセイユに行くんだろうから――ついでにこの仕事でもやっておいてくれ」
 受け取った依頼書にざっと目を通す。
「人使いの荒いにーさんだねぇ。しかも、これすげー安くない?」
「お前さんの船員に対する扱いほどじゃないよ。安い事は安いが、船員の飯代くらいにはなるだろうが」
「なんか酷い事言われてるような気がするけど…まぁいいか。やるよ」
 ギルドの扉を開けて、新たな客が入ってきたのを機に、僕は椅子から立ち上がった。
「それじゃ、また。次来る時にはいい仕事用意しておいてね。近くて楽で儲かる奴」
「そんな仕事知ってたら、こんな場所で働いてねぇよ」
 気をつけて行って来な――と笑う仲介人へ手を振ると、僕は依頼書を読みつつ港へ向かった。

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